ステージの上、彼女は今日も踊る。 揺れる胸元、滴る汗、 「……あっ。」 腕を上げた瞬間、その存在に気づいてしまった。 いや、もちろん最初からわかっていた。 目の前には、ジッと見つめる観客たち。 男たちの視線が脇元を這うのを感じる。 汗がじわりと滲む。 「いやいやいや、そんなに見なくてもいいでしょ⁉︎」 動揺しつつも、ダンスは止まらない。 むしろ、焦れば焦るほど体はしなやかに動く。 揺れる胸、流れる汗、そして…リズムに乗る ふわっふわの剛毛。 そんな矛盾した気持ちが、彼女のダンスをさらに艶めかしくする。 恥じらいが、熱を生み、熱がさらに視線を集める。 もうこうなったら、やるしかない――！